2024/05/15

【初心者向け】いまさら聞けない...よく使われる販促キャンペーンの種類と内容を知っておこう!

 「オープンキャンペーンとかクローズドキャンペーンとか…何のことですか?」そんなキャンペーン初心者の方に向けて、販促で実施するキャンペーンのなかでも、絶対に押さえておきたい基本的なものをご紹介します!

目次

・そもそも販促キャンペーンとは?
・販促キャンペーンは大きく分けて2種類
 ーオープンキャンペーン
 ークローズドキャンペーン
・マストバイキャンペーンと呼ばれるキャンペーン
・どっちでも使えるSNSキャンペーン
・まとめ

そもそも販促キャンペーンとは?

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 販促キャンペーンは別名を「セールスプロモーション」とも表現されるものです。主に、商品やサービスの売上を向上させるために消費者に対して購入を促すキャンペーンのことを指します。
 
 販促キャンペーンの始まりは約400年前の江戸時代から始まっていると言われています。呉服を販売していた越後屋が「引き札」という、今でいうところのチラシを配って呉服を売っていたそうです。ものを売る際には代金はあとでまとめて支払う「掛け売り」が一般的だったこの時代に、その引き札には「現金安売り掛け値なし」と記されており、この表現が町の人の購買意欲をくすぐりました。
 
 販促キャンペーンを実施する目的としては大きく分けて4つ
  ・商品やブランドの認知度向上
  ・新規顧客の獲得
  ・リピート顧客の獲得
  ・売り上げの拡大
 引き札を始めた人は、当時は珍しかった現金での取引をアピールして認知度の拡大を狙ったのでしょう。認知度の拡大は新規顧客の獲得に繋がっていき、最終的には売り上げの拡大に繋がっていきます。
 
 
 そんな販促キャンペーンも現代ではその姿を大きく変え、はがきやインターネットを使ったより身近で多種多様なものになりました。販促キャンペーンの企画を立てるためにも、まずはそれぞれのキャンペーンの特徴をしっかり理解していきましょう。

販促キャンペーンは大きく分けて2種類

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 販促キャンペーンは「オープンキャンペーン」と「クローズドキャンペーン」の2つに分けることができます。この2つはキャンペーンに参加することができる人の条件によって区別されており、キャンペーンを実施する目的や起こしたい効果、渡す景品のグレードに合わせて使い分けられています。

オープンキャンペーン

 オープンキャンペーンとは、「誰でも簡単に応募ができるキャンペーン」のことを指します。
 
 「無料の会員登録で応募」や「アンケートに回答して応募」などが該当し、比較的簡単にキャンペーンに参加することができるのが特徴です。簡単に参加ができるぶん、より多くの消費者に届けることができる一方で、直接的な売り上げには繋がりにくいキャンペーンです。
 
 実施する場合には、商品の購入より認知度の拡大を目的とすることが一般的です。そのキャンペーンの特性上、SNSとは非常に相性が良く、フォロー&リツイートキャンペーンやカンバセーショナルキャンペーンなどが有名です。

クローズドキャンペーン

 クローズドキャンペーンは、「特定の条件をクリアした人だけが参加できるキャンペーン」のことを指します。
 
 特定商品の購入や有料サービスの利用、実店舗への来店などを条件として運用されるのが一般的です。条件をクリアしないと参加できないので参加者の数はオープンキャンペーンと比べてぐっと下がってしまう特徴があります。
 
 一方で、有料サービスにとってはインセンティブを付与することによって継続的な利用にも繋がったり、実店舗に来てもらってコミュニケーションを取ったりとオープンキャンペーンに比べてより直接的な売り上げの向上が見込まれます。

マストバイキャンペーンと呼ばれるキャンペーン

 ”マストバイキャンペーン”という言葉を耳にしたことはないでしょうか?読んで字のごとく、購入を必須とするキャンペーンのことを指しており、クローズドキャンペーンに分類されるキャンペーンの一種です。
 
 マストバイキャンペーンにも様々な種類があり、レシートを使って応募するキャンペーンや購入した商品のQRコードにアクセスするもの、購入商品のパッケージの一部(バーコードやシールなど)を集めて応募するキャンペーンなどがあります。
 
 レシートを使って応募する形式のキャンペーンでは、応募ハガキにレシートを貼って送付するパターンの他に、最近ではレシート画像をWEBフォームにアップロードして応募する形式もあります。手間の問題で最近ではハガキからWEBフォームの形式に徐々に置き換えられていますが、まだまだハガキ応募も根強い人気を持っています。(ドラックストアやスーパーの商品棚にハガキがひっかけられているのをよく見ませんか?)
 
 購入した商品に記載のQRコード等でアクセスするキャンペーンでは、ペットボトルに「その場で当たる!」と書かれたシールを貼り付け、めくって応募するパターンなどが有名です。
 
 購入商品のパッケージの一部(バーコードやシールなど)を集めて応募するキャンペーンでは、その名の通り商品を購入しバーコードを携帯端末で読み込むorバーコードを封筒などに入れ応募して当たるものなどがあります。有名なところだと、『ヤマザキ春のパン祭り』などはこの形式です。
 
 見落とされがちですが、マストバイキャンペーンのメリットは売り上げの向上だけではありません。商品が購入されることによる購買データ(POSデータ)の収集も重要です。例えば、レシートの購買内容をもとにどんなものを買っているのかを調査するバスケット分析などもマストバイキャンペーンの副次的なメリットと言えるでしょう。
 
 マストバイキャンペーンを実施する場合には、購買情報を収集する仕組み作りと本当に購買されているのかをチェックする作業が発生します。かなり手間と時間のかかる部分となりますので、事務局を外注するなどして作業負担を軽減させることをお勧めします。

 コプロシステムでは55万円からご利用いただけるレシートキャンペーンパッケージもご用意しておりますので、こういったキャンペーンを始めて検討するお客様にはおすすめです。 詳細はこちら

まとめ

 販促キャンペーンは大きく分けてオープンキャンペーンとクローズドキャンペーンがあります。よく聞かれるマストバイキャンペーンはクローズドキャンペーンの中に分類され、SNSキャンペーンはその使い方によってオープンキャンペーンにもクローズドキャンペーンにもなりえる、というお話でした。
 
 キャンペーンの現場ではよく聞かれる単語たちになりますので、しっかりと覚えておきましょう!