同じSNSといえど、大きな違いのあるX(旧Twitter)とInstagram。利用者層も違えば利用方法も違うので、実施したいキャンペーンや注目を集めたい人によって使い分ける必要があります。
今回のブログでは、SNSキャンペーン X(旧Twitter)との違いを踏まえつつ、Instagramキャンペーンの注意事項やキャンペーンの種類を紹介します!
目次
・SNSの違い
∟利用場面
∟ユーザー層
∟SNSキャンペーンで利用する
・ガイドラインとは
∟Instagramのガイドラインや景品表示法について
・Instagramキャンペーンの種類
∟フォローのみで応募できるキャンペーン
∟いいねやコメントで応募できるキャンペーン
∟投稿で応募できるキャンペーン
・まとめ
SNSの違い
SNSでキャンペーンをしようと思うと、まず想像できるのは X(旧Twitter) か Instagram のどちらかでしょう。
自身のが公開した趣味や意見に反応しあうことで世界中の人と交流ができるサービスという点でよく似た2つですが、 X(旧Twitter) と Instagram の性格の違いを表す言葉として「バズる」と「映える」があるように、使用場面やユーザー層もまったく性質が違います。SNSキャンペーンを実施する際にはこの2つの違いをしっかりと認識しておきましょう。
利用場面
まずは利用場面ですが、X(旧Twitter)は短文を投稿するということがメインの動作です。リツイートの機能があるのも特徴的で、自分の意見や投稿が世の中に拡散されていくという感覚を得ることができます。短文ゆえに、投稿のハードルが低いという点も挙げられるでしょう。
他にも、非常に匿名性の高いメディアであることも外せません。アカウントを作る際に本人確認などは不要なので、匿名アカウントやサブアカウント、裏アカウントなどの運用が一般的になっています。
一方のInstagramは、画像を投稿することに特化したSNSです。日常の風景や食べたものなどを投稿したり、企業が使う場合にはお店の雰囲気や商品のカタログとして使うなどどちらも事故ブランディングに使われることが多いメディアです。
情報量の多い投稿も多いため、ハッシュタグを使った検索サイトとして利用される場面も多いです。「地名」や「料理名」などで検索してみると、他人が投降した写真付きのレビューが見れたりするので、そういった使い方をしているユーザーも少なくありません。
ユーザー層
ユーザー層にも違いがあります。
「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(総務省情報通信政策研究所)によると、X(旧Twitter)のメインユーザー層は20代で20代の78.8%が利用しているという結果に。次いで30代が55.5%、10代が54.3%という結果となっており、20代が突出して利用しているメディアであると言えます。
一方のInstagramですが、こちらは若年層に幅広く利用されています。最も高くて20代が73.3%、10代が70.0%、30代が63.7%という結果でした。
SNSキャンペーンで利用する
SNSキャンペーンには、InstagramやX(旧Twitter)の他に、 LINEやTikTokなどがあります。
今回紹介するInstagramキャンペーンでは、X(旧Twitter)とは異なりガイドラインがややX(旧Twitter)と比較してみると厳しめ!?です。
また、X(旧Twitter)のサービス情勢が昨年4月から刻々と変化しており、Instagramキャンペーンの導入を考えている企業も増えているのではないでしょうか?実際にInstagramキャンペーンを行う際の注意事項を学び、キャンペーンがより良いものになるようにしていきましょう。
ガイドラインとは
媒体で定められている決まりをガイドラインと言います。ガイドラインの中には、SNSキャンペーンを行う際の投稿の決まりなどの記載があるため、初めてキャンペーンを行う際や久々に行う時などには変更が発生していないのか確認する必要があります。その都度まとめサイトなどで、最新の情報を確認しましょう。
Instagramのガイドラインや景品表示法について
Instagramでは下記のようにガイドラインが設定されていますが、現時点ではキャンペーンを行うことが可能です。
「いいね!」、フォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し連絡したりしないでください。スパムのない環境を維持しましょう。「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、現金や現金同等物の提供を申し出たりしないでください。
(プロモーションガイドラインhttps://help.instagram.com/179379842258600/)(コミュニティガイドラインhttps://help.instagram.com/477434105621119/)
(プロモーションガイドラインhttps://help.instagram.com/179379842258600/)(コミュニティガイドラインhttps://help.instagram.com/477434105621119/)
キャンペーンを行うことは可能ですが、現金や現金同等のものを提供することはNGなのでX(旧Twitter)キャンペーンで可能だった商品券やギフトコードなどはガイドラインに違反という扱いになります。ガイドライン違反をすると、アカウントの凍結などが発生するためキャンペーンを完遂できなくなります。
こういったガイドラインや法的なリスクを企業側でクリアするのはなかなか難しいもの。特に最新の情報にキャッチアップしていくことが重要になるので、前回やった方法だと今回はダメなの?といったトラブルが発生しがちです。こういった部分に不安をお持ちの方は キャンペーン事務局 のご利用をご検討ください。
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また、他のSNS媒体でキャンペーン行うときにも確認する必要のある景品表示法はInstagramキャンペーンでも確認が必要なのでこちらも合わせて確認してください。
Instagramキャンペーンの種類
Instagramキャンペーンには、
①フォローのみで応募できるキャンペーン
②いいねやコメントで応募できるキャンペーン
③投稿で応募できるキャンペーン
の3種類があります。
フォローのみで応募できるキャンペーン
X(旧Twitter)ではこの応募のキャンペーンをやっていることはほとんどありませんが、Instagramキャンペーンではフォローのみでの応募が可能です。
メリットとしては、フォローのみのため応募ハードルが低く応募がしやすいという点が挙げられます。Instagramはサブアカウントや複数アカウントを持つ人がX(旧Twitter)ほど多くない傾向にあるので、集めたフォロワーも活動的なアカウントが多いというのも特徴です。
その反面、デメリットとして応募したつもりのない既存フォロワーも応募対象となってしまうこと、フォローのみの簡単な操作なのでキャンペーン後に一気にファンが離れる恐れがあることなどが挙げられます。
※ただし、上記のガイドラインのとおりフォローの見返りに現金同等物を提供するような記述は避ける必要があります。
※ただし、上記のガイドラインのとおりフォローの見返りに現金同等物を提供するような記述は避ける必要があります。
いいねやコメントで応募できるキャンペーン
キャンペーンの投稿に対して、いいねやコメントを行うことで参加することができるキャンペーンです。
メリットとしては、フォローの次に応募ハードルが低いので応募がしやすく、キャンペーンの投稿のいいねが応募数と一致するのでどのくらいの波及効果があったのかがわかりやすいです。(Xのキャンペーンと似ているので想像がしやすいですね!)他にも、コメントの内容によりますがコメントしてもらうことによってInstagramのアルゴリズムによってより効果的にキャンペーンを行うことができます。
その反面、ユーザーにいいねやコメントのアクションを取ってもらうためには投稿内容を工夫し、効率よく拡散してもらうための投稿内容やキャンペーンの仕組を考える必要があります。
投稿で応募できるキャンペーン
キャンペーン用のハッシュタグをつけた投稿や、@でメンションを付けた投稿を行うことでキャンペーンへ参加することができるようになるキャンペーンのことを指します。
メリットとしては、X(旧Twitter)と異なる点としても上げられる画像を投稿する必要があることで、応募者のフォロワーまで情報を届けることができます。(これはストーリーズor投稿でも拡散範囲が異なりますのでキャンペーンを行う際に両者ともOKにするのか検討する必要があります。)こういった消費者が作成する画像やコンテンツはUGC(ユーザージェネレイテッドコンテンツ)と呼ばれます。企業が発信する情報とは違ってUGCは一般消費者が発信するのでより親近感がわきやすく、響くPRになります。
その反面、フォローのみで応募できるキャンペーンや、いいねやコメントで応募できるキャンペーンとは異なり、応募するのにハードルが高くなることから拡散力は強いですが、応募数が少なくなる傾向があります。
まとめ
Instagramキャンペーンについて、不明点が解消されましたでしょうか?
注意事項としては、他のキャンペーンでも共通する景品表示法やInstagram独自であるガイドラインの記載事項があり、キャンペーンの目的次第ではキャンペーンの応募が少なくなってしまうものが顕著に現れるのでX(旧Twitter)の方が簡単なのでは?と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、X(旧Twitter)のサービス情勢が変化している中、Instagramキャンペーンも1つの方法として導入の検討といただけますと幸いです。