コプロシステムでは、ハガキ、WEB、SNS等、様々な方法を用いたキャンペーンのお手伝いをさせていただいております。
前々回の記事ではSNSキャンペーンの事例紹介をさせていただきましたが、今回は、マストバイキャンペーンの中からレシートキャンペーンの事例をご紹介します。少しでもキャンペーンの企画の際の参考になれば幸いです!
SNSキャンペーンの事例はこちら
⇒まずは基本から!「SNSキャンペーン」の特徴と実施のコツ
マストバイキャンペーンについてはこちら
⇒「マストバイキャンペーン」の基礎知識と成功させるための4つのポイント
レシートキャンペーンとは?
そもそも、レシートキャンペーンとはどのようなキャンペーンなのでしょうか。
レシートキャンペーンは「キャンペーン対象製品の○○をお買い上げの方に××をプレゼント」といったマストバイキャンペーンによく用いられる手法の一つです。対象製品の購入証明としてハガキにレシート添付またはWEBフォームからレシート画像を添付して応募していただく方法が一般的です。
内容を考えるにあたっては、キャンペーンに参加して欲しいターゲット層は明確か、告知はどのようにして行うのか、キャンペーンに参加しやすい応募条件になっているか、賞品はターゲット層が魅力を感じるものになっているかがポイントとなってきます。
レシートキャンペーンを実施するメリット
ではレシートキャンペーンを実施した場合、企業側と消費者側にはそれどれどのようなメリットがあるのでしょうか?
まず企業側のメリットは、消費者の購買意欲を掻き立てる点にあります。それを利用して既存商品の販売促進や新商品認知のきっかけづくりに活用できます。また、購買者や販売店舗のデータベースを収集することができるので、継続的なアプローチや消費者分析にも活かしていくことができます。
一方消費者側は、商品を購入することによってキャンペーンへの参加権が発生し、魅力的な景品をゲットできるかもしれないワクワク感を楽しめます。また、キャンペーンを通して今まで手にしてこなかった商品を購入することで今後の商品選択の幅が広がります。
レシートキャンペーン事例
では、実際に弊社でサポートさせていただいたレシートキャンペーンの事例をご紹介しましょう。この事例はオーソドックスなレシートキャンペーンで、対象製品購入時のレシートを応募用紙に貼って送るかレシート画像をWEBフォームにアップロードしてキャンペーン参加となります。また、条件を満たせばもれなく全員へ景品をプレゼントというキャンペーンへの参加意欲を掻き立てる内容となっております。
<キャンペーン概要>
▶キャンペーンタイプ:マストバイキャンペーン(レシートキャンペーン)
▶応募条件:対象製品の購入と購入時のレシート添付
▶応募方法:キャンペーンLPのWEBフォームから応募、もしくは専用ハガキで応募
▶応募期間:2か月間
▶景品 :条件をクリアした応募者全員に定額のクオカードまたはクオカードペイ(デジタルギフト券)をプレゼント
※WEB応募はクオカードペイ、ハガキ応募はクオカード
▶最終応募総数:約1500件
<クライアント様対応>
▶キャンペーンLP・WEBフォーム作成、クオカード用封筒・挨拶状支給
<事務局(コプロシステム)での対応>
▶事務局運営マニュアルの作成
▶応募集約
▶仕分けとデータベース登録
▶不備解消とプレゼント対象
▶景品仕入れと発送作業
▶問合せ事務局の運用(メール、電話、不備架電)
▶キャンペーン内各種数値データ納品(日報、週報、最終レポート)
では、事務局対応の部分をもう少し細かくご紹介いたします。
① 要件定義~事務局運営マニュアル作成
クライアント様とのお打合せで、応募データ・応募はがきの受け取り方法や有効性判定のルール、対象者確定後のフロー、不備解消ルールといった運用スキームなどをすり合わせさせていただいた後、弊社にて運用マニュアルを作成します。キャンペーンのキービジュアル、対象製品一覧、運用スキーム、個人情報の取り扱い、FAQなどを記載しており、弊社とクライアント様との共通認識を深めていきます。この段階でのすり合わせが不十分だとキャンペーンスタート後に余計な確認作業が増え、スムーズな運用の妨げになってしまうのでしっかりと対応していきます。
② 応募集約
弊社所有のフルフィルメントセンターに届いた応募ハガキはまず原票管理用に仕分けとナンバリングを行っていきます。その後スキャンを行いデータ化、スキャンした画像データは弊社のデータ入力専門チームがある松江オペレーションセンターに送られます。また、WEB応募フォームに入力された応募データも抽出後、オペレーションセンターにデータが集約されます。
③ 入力~チェック~データベース登録
オペレーションセンターにデータが集約された後、ハガキ応募・WEB応募それぞれ内容チェックを行い、専用データベースに登録していきます。案件にもよりますが今回の事例ではデータベースは「プレゼント対象」と「不備あり」の2つを用意します。
ハガキ画像データは弊社システム担当部署で用意した専用の入力プログラムにてパンチングし記載情報をデータ化し、同時に条件や記載内容の不備がないかもチェックして入力していきます。データ入力後は、入力間違い防止のために同じ内容を違う入力者が入力をするダブルパンチを行います。WEB応募のデータはまず専用のプログラムで応募者が入力したデータに不備となる値がないかチェックし、その後レシート画像のチェックも進めていきます。
入力・チェックが終わったハガキ・WEBの応募データはマージして「プレゼント対象」「不備あり」のデータベースに登録します。
④ 不備解消とプレゼント対象者確定
「不備あり」データベースに登録された応募について、救済可能な不備については架電、もしくはメールにてレシート画像の不備や必要事項記入漏れなどの不備解消をしていきます。不備解消が完了した応募は「プレゼント対象」のデータベースに登録されます。
「プレゼント対象」のデータベースは、最後に応募者の名前、電話番号、レシートに記載の店舗名、購入時刻、レシートナンバーなどをキーにして重複確認を行います。こちらもシステム上での作業となり、不正応募等をはじいていきます。重複確認完了後、プレゼント対象者確定となります。
⑤ 賞品仕入れと発送作業
プレゼント対象者確定後、人数分のクオカード、クオカードペイを仕入れます。クオカードペイはメール一斉配信を行い、クオカードはクライアント様よりご納品いただいた専用封筒にカードと挨拶状を梱包し発送を行います。発送件数や梱包内容にもよりますが今回の事例はクオカード発送対象約500件程度で資材入荷から発送まで5営業日程度にて対応しました。また、金券の為簡易書留を利用しております。
メール不達やカード不達の場合は都度架電確認をして再送対応も行っております。
⑥ 問合せ事務局の運用(メール、電話、不備架電)
キャンペーン開始時から商品到着後のフォロー完了まで、弊社のカスタマー対応専用の部署にてメールや電話での問合せ対応を行います。特にこの事例のような条件達成で全員へ景品をプレゼントする企画はちゃんと応募できているか、(不備の通達に対して)なぜ不備なのか納得できない、景品が届かないなどの問い合わせが多く入るため、クライアントと連携しつつクレーム化しないよう丁寧に対応していきます。問合せについては1件ごとに履歴を作成し管理しており、不備確認もこちらの部署で行っております。
⑦ キャンペーン内各種数値データ納品(日報、週報、最終レポート)
キャンペーン期間中は土日祝を除く営業日にて日々の応募件数、有効件数、不備件数、問合せ件数を日報として納品いたしました。また、週1回応募者の基本データ(都道府県、年齢、性別など)や対象製品の各購入数、法人別の応募数などをまとめた週報も納品いたしました。最終的に週報で蓄積されたデータを元にどの製品がどの年代に売れているかなどの傾向を分析した最終レポートを作成し納品いたしました。
特に週報、最終レポートについては営業戦略を立てる際の分析に使えるとのことでクライアント様よりお喜びの声をいただくことができました。
まとめ
今回ご紹介した事例では主に上記7点について、お手伝いをさせていただきました。キャンペーンの事務作業の部分を自社ですべて行おうとすると、リソース確保やそもそもノウハウがあまりなく運用を考えるだけでもかなりの時間と労力がかかると思います。コプロシステムはその面倒な運用面の業務を豊富な経験と実績でサポートし、コア業務の充実化にコミットします!また、キャンペーンの企画やLP、WEBフォームの制作の段階からサポートさせていただくことも可能です。
更に、コプロシステムはプライバシーマーク、ISMS認証を取得しており、セキュリティ面でも安心してお任せいただける体制を整えております。
キャンペーンの実施についてご検討されている方やお困りの方は、ぜひ一度コプロシステムまでお問い合わせください!