2020/09/29

第6回:「受注連携の自動化」でオペレーション改革

 
 

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 こんにちは、コプロシステムの金田雄一です。
 
 昨今、様々な場面で耳にする機会が増えている「自動化」というフレーズ。今回はECの受注処理の自動化についてお話したいと思います。
 
 

進む販路の多様化

 
 近年、ECで商品やサービスを購入するのが当たり前になりつつありますが、同時に販路の多様化も進んでいます。
 実店舗を持ちながらECサイトでの販売をするケースも増えてきました。ECという括りだけでもモール、本店サイト、アプリ等、複数の販路を組み合わせていらっしゃる事業者様も多いのではないでしょうか。
 
 こうしたたくさんの販路もそれぞれに役割を持たせることで、相乗効果を生み出しながら効率的に売上を確保すること(オムニチャネル化)が可能です。
 例えばモール出店で認知度を広げ、利益率の良い本店サイトに誘導する、などEC事業者様なら一度はご検討された事もあるかと思います。
 
 また、受注管理システムを上手く活用しながらオムニチャネル化を進めることで、管理する側も負担を抱えずに複数店舗の運営が可能になりますので、「多様化を図りやすい環境になっている」というのも大きいですね。
 
受注管理システムに関する記事はこちら ⇒ 第4回:受注管理システム導入のススメ
 
 
 
販路多様化1188158107.jpg

 

倉庫連携の自動化で負担ゼロに

 
 各店舗の管理は受注管理システムの力を借りながら、一元管理が可能です。
 では肝心の「受注データ→倉庫」の連携はどうでしょうか。 
 各店舗から集めた受注データのWMS(倉庫管理システム)への取込は「CSVファイルでアップロードしている」というケースも多いと思います。
 確かに各店舗とWMSの間に受注管理システムが入っていれば、全店の受注データを統一した形式で出力することが可能です。しかしこの形では、日々のWMSへのアップロードは手作業が残ってしまい、出荷完了後も、欠かさず配送番号を受注管理システムに戻す作業が必要になります。
 
 そこで、日々の定例化した業務を手放すには、ずばり受注管理システムとWMSの「自動連携」がお勧めです。
 昨今では受注管理システムにアプリをインストールすることで、手軽にWMSとの自動連携を構築できるサービスが増えてきました。
 出荷前に関しては、受注管理システムとWMSをAPI連携させることで、各店舗分の受注が定期的にWMSへ自動アップロードされます。
 また、出荷後は倉庫で作業が完了すると、配送番号などの実績データも自動で受注管理システムへ反映される為、エラーデータが無い限り業務が手離れするのです。
 エラーが起きた際もシステム上に詳細が履歴として残りますので安心です。
 
 今までは出荷作業が一区切りしたところでまとめて送っていた出荷完了メールも、注文ごとに出荷作業が完了したタイミングで、オンタイムで配信されるようになるので、消費者の安心にも繋がります。
 
 
 

受注自動連携のメリットまとめ

 
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 では最後に自動連携のメリットをまとめておきたいと思います。
 
【出荷前】受注管理システムからWMSへのデータアップロードの手間がなくなる。
【出荷後】WMSからの受注管理システムへの実績データアップロードの手間がなくなる。
配送完了メールが作業終了に応じて送信されるようになる。
受注~倉庫作業まで操作不要でデータ連携される(エラーデータ除く)
 
 なお、導入にあたっては、お使いの受注管理システムと倉庫で使用しているWMSの相性が非常に重要になりますので、自動連携が可能かどうかの事前確認はしっかり行っておくことにしましょう。
 
 
 以上簡単ではありますが、受注自動連携に関するお話でした。
 
 コプロシステムでは、受注管理システム導入から、WMSへの自動連携支援も行っております。
 「システム導入したいけど相性や特性が分からない」「自動連携を行いたいが方法が分からない」など、些細なご不明点でもぜひご相談頂ければと思います!
 
 その他ECに関するお悩み事やご要望が御座いましたら是非コプロシステムまでお問合せ下さい!
 
 
営業本部 ECソリューション営業G 金田雄一