株式会社コプロシステム

2024.07.24 | 社長ブログ 新しい営業戦略のその先に、会社の進むべき道がある

コプログループは、7月1日にコプログループホールディングスを設立し、持株会社体制へと移行しました。そしてコプロシステムは、グループの中核を担う事業子会社としての新たな役割を担い、7月から新年度が始まりました。新体制へ移行して間もないところではありますが、早速、グループ各社との連携を強化する取り組みを始めています。

顧客に寄り添い、課題解決の提案力を高める

コプロシステムでは、グループ企業が提供するさまざまなサービスをシームレスに組み合わせながら、効果的な解決策をお客さまへ提案する役割を担っています。「今までと違ったことを言ってくるね」とか「こんなことも提案してくれるんですね」といったお客さまの反応や結果が、少しずつでも表れてきてくれたら嬉しく思いますし、そのための体制整備が、私の重要な仕事のひとつです。

これまでであれば、自社のサービスに対する理解を深め、分かりやすくお客さまへ提案できればよかったのです。それがこれからは、自社サービスを売ることではなく、顧客の課題解決に焦点をあてる必要があります。顧客のビジネスや課題を深く理解し、適切な提案を行うことで、長期的な信頼を獲得することが最も重要になるのです。

顧客の課題を深く理解するということは、ニーズだけでなく、顧客が抱えている真の課題をキャッチするための技術を習得し、インサイトを発掘するということです。そして、そのインサイトを、今後は具体的な提案につなげていかなくてはなりません。やはり、これまでの営業スタイルとは変える必要があるということになります。

さらに言うならば、アウトプットの形も多様なものになっていきます。自社サービスの提案だけでなく、グループ企業が提供するサービスの提案が効果的な課題解決につながるのだという可能性を、常に念頭に置く必要があります。しかも、その領域はWEBサイトの構築だけでなくシステムエンジニアの人材紹介だったり、ECサイトの商品発送やCRMだったりと、多岐に渡ります。場合によっては、これまでなかった新たなビジネスモデルを顧客と一緒につくりあげるなど、新しい領域に足を踏み入れることもあるだろうと思っています。

これらは言うほど簡単ではありませんが、こうすることが顧客と強固な関係を築き、長期的なビジネスを確保することにつながるのです。そして、より多くのお客さまに私たちができることをご案内する中に、私たちのやるべきことが見えてくるということもあるでしょう。それこそが、私たちが進んでいこうとしている道なのだと思います。

環境や舞台をどうつくるか

米国メジャーリーグベースボール(MLB)は後半戦に入りました。大谷翔平選手の活躍は、今さら言うまでもありません。オールスターゲームでのホームランは記憶に新しく、また後半戦に入ってからも勢いは衰えません。さらに、カブスの今永昇太選手をはじめ、海を渡った日本人選手たちの活躍は、本当に素晴らしいと思います。
日本の若者の中にも、高校時代から米国へ渡り、起業をするような人材がいます。スポーツに限らず、ビジネスの世界でそういった人材がどんどん出てくれると嬉しいですし、海外での日本人の活躍は自然と注目してしまいます。

今や大谷選手が世界的なスター選手であることは誰もが認めるところだと思いますが、日本でプレーしていた頃から、そうだったわけではありません。スターを生むには、本人の努力による部分だけでなく、メジャーリーグという市場環境や周囲のサポートも当然重要な要素であるのだと思います。

新しい環境の中に自ら飛び込み、やるべきことに集中している大谷選手の姿を清々しく思う一方で、経営者としての私に立ち返り、改めて考えてみた時に、やらなければならない課題は山積しています。まずは、社員一人ひとりがもっと頑張ってみたい、挑戦したいと思える雰囲気やステージを、どうつくるのか。勝負は、その点にかかっているのかもしれないなと思っています。

代表取締役社長 金田 浩邦