株式会社コプロシステム

2021.05.13 | 社長ブログ コンテンツ制作の先に

 我々は今、「コンテンツ制作」という新たなチャレンジをしており、これについては以前のブログからお伝えしてきました。

 今回は、このコンテンツ制作を通して我々が目指している未来についてのお話しをしていきます。

コンテンツとプラットフォームの相乗効果

 私はコンテンツ制作へ挑戦していくことについて、コンテンツ自体の制作力向上だけでなく、プラットフォームをはじめコンテンツ提供に関連する全てにおいてのノウハウ蓄積に繋がると考えています。

 我々がもつプラットフォームのひとつ、来場管理ソリューションQ-PASS(キューパス)でも、リアル開催のイベント・展示会等での利用に留まらず、オンライン研修やコミュニティ運営等、様々な新しい場への進出を試みて来た結果、バーチャルイベント開催を可能にする機能等、今の時代に合った形へ進化させて来ることが出来ました。

 また、現在コンテンツ提供にてお取引しているとあるクライアントへは、当初Q-PASSをオンライン研修のプラットフォームとして使っていただけないかというご提案からスタートさせていただきましたが、お打合せを重ねていくうちに、研修コンテンツの制作自体をサポートさせていただける可能性が広がり、結果として、現在2本の映像コンテンツ制作を担当させていただいております。

 コンテンツ制作のノウハウ蓄積へ繋げられたことは勿論ですが、これと同時にクライアントに対してご提案の幅を広げることが出来たと実感できた経験です。

「企画営業力向上」をミッションに

 我々は、実際にクライアントとコンテンツ制作での関わりを増やしていくことと、その関わりから得た経験・ノウハウを次の提案時に活かしていくことの両輪で走っていくべきだと考えています。

 「こういう表現方法を入れて解説すれば訴求できるのではないか」というコンテンツのコンサルテーションが出来る他、更には「そのコンテンツを私達が提供します」「そのプラットフォーム・インフラとしてQ-PASSをお使いいただけます」という所までサポート出来る体制構築を進めています。

 これまでのコンテンツ制作に関するご提案機会や、以前お話ししている海外向けコミュニティの運営経験等を通して我々が実感したことは、「良いコンテンツがあれば人が集まってくる。継続的にその場に居てもらうためには良いコンテンツを提供しなくてはいけない。」という事実でした。言葉にしてみればいたってシンプルですが、尚且つ一筋縄では実現出来ないことでもあります。

 だからこそ、我々はもっと企画営業の機会を増やし、企画営業力に磨きをかけていきたいと思っています。この力があるかどうかが、今後「コンテンツ制作に強い会社かどうか」に繋がっていくと考えています。

コンテンツ制作への向き合い方

 去年、コロナの影響で先行きが不透明な中、各企業の人事関係者の方々はとても困っていました。「とにかく研修がしたい」という部分が大きかったそうです。

 そのときに「Q-PASSを使いましょう」というご提案から、コンテンツも提供していき、ゆくゆくは人事部の方々と長く付き合っていけるようになりたい、そう考えました。

 より幅広くコンテンツを必要としている方々をサポートさせていただきたいと思った時、当社社内にコンテンツを作る人材を増やしていく方法を取ることは、業界ごとに限りない知見を必要とするため現実的に難しく、やはり外部の協力会社様と一緒になりながら挑戦することを前提に置くべきだと感じています。

 一方で、日本で働きたいミャンマー人向けのコミュニティMJCSN(Myanmar Japan Career Success Network)においては、試験的にコンテンツ制作を社内で行ってきた背景もあります。なぜなら我々自身がコンテンツ制作の実態が分かっていないと、将来的にクライアントに対して提案・プロデュースしていくことも出来ないと考えているためです。まずはどういうコンテンツに訴求力があるのかを検証・実験していく経験をする、という目的もありました。

 今親交のある企業様は勿論、将来的には更に協力いただける繋がりを増やし、どんどん新しいご提案が出来るようになっていきたいと思っています。

コンテンツ制作における“プロデューサー”として

 各専門分野の企業様と協力させていただきながら、我々はプラットフォーム運営を円滑にするためのコンテンツ制作をプロデュースする役割を果たすべきだと考えています。

 当社がコンテンツ制作をプロデュースしていくことで、事業領域として新しい業界のノウハウが溜まり、幅広い業界の方々から今までにない視点でのご意見をいただく機会が増えることで、Q-PASSの機能拡充へも繋がっていくと考えています。やはりコンテンツとプラットフォームの増強は、共にあるものなのだと感じます。

 Q-PASSの歴史を辿っても、これまで各クライアントに合わせて必要な機能を追加しながら成長させて来た背景があります。今後更にQ-PASSのマーケットを広げるためにも、コンテンツへの挑戦が関連してくることは、これまでの内容でお話しした通りです。

 これからは、コンテンツの観点を含む一歩踏み込んだマーケティング提案を行う機会を増やしつつ、クライアントと共に成長していける未来を目指します。


(代表取締役社長 金田 浩邦)