こんにちは。営業本部長の渡辺です。
この4月にコプログループの新たな拠点を大阪府大阪市に開設いたしました。コプロシステムとCGM JAPANの営業拠点となる「大阪営業所」として、稼働を始めています。
今回のブログでは、大阪営業所設立の経緯と、これからへの想いをご紹介したいと思います。
関西での事業拡大を目指して
コプロシステムでは、ファンマーケティング事業に力を入れており、アーティストや、Jリーグを始めとする各種スポーツチームのファンクラブデータベース構築から事務局運用業務までを担っております。事務局運用業務に関しては、埼玉県八潮市のフルフィルメントセンターを拠点に、全国への販促品の発送やプレゼント商品の発送なども行っています。
これまではJリーグのクラブを中心に関東に基盤を置くファンクラブの対応をさせていただくことが多かったのですが、ありがたいことにここ数年で関西圏のファンクラブからも数多く引き合いをいただけるようになりました。
コロナ禍でのお取引ということもあり、お客様との商談についてはZoom等のWeb会議で実施することも可能ですが、実際の「モノ」を動かす現場ではそうはいきません。
ファンクラブの運用における会員証やグッズ、チケット等の発送といった局面では、既存拠点である埼玉県のフルフィルメントセンターで請け負っていたのですが、関西圏のファンクラブであるにも関わらず、関東の拠点から発送を行うことは、コスト面や心理面で少なからず抵抗感をもたれてしまうこともありました。
そこで発送部分については、在阪の協力会社とアライアンスを組み、発送作業の一部を委託することで、発送コストの削減と送達日数の短縮を図りました。この取り組みは功を奏し、クライアントの皆さまにもご好評頂いております。
これまでも大阪では、クライアントやアライアンス先と細やかに連携するために、弊社スタッフをファンマーケティング業務に従事する企業へ派遣し対応しておりましたが、Withコロナが進むにつれてリアルイベントの開催が増え、現地でのサポート業務の需要も増えてきている現状と、更なる在阪企業との連携や今後の事業拡大を企図し、この度の営業拠点開設となりました。
関西圏の発展にコプログループとして貢献したい
関西圏の経済という観点で捉えると、GDP全国比・人口全国比ともに首都圏に大きく離されており、年々その差が開いている状況です。これは関西圏の経済縮小というよりも、首都圏への一極集中が進んだ結果とも言えるでしょう。そういった厳しい経済状況の中でも、関西が優位に立つ産業があると言われています。それは、医療・介護といった「命を守る産業」、娯楽やスポーツなどの「人生を楽しむ産業」、また伝統や歴史・文化などの「心を高め豊かにする産業」です。いずれの産業もコプログループとしては深い関りがある産業となりますが、特に「人生を楽しむ産業」であるファンマーケティングを事業の柱としようとしているコプロシステムにとって、関西は欠かすことが出来ない商圏であると言えます。
また2025年に開かれる大阪・関西万博も、経済の大きな起爆剤となるでしょう。この万博の経済効果は1.5兆円と言われています。無観客で終わってしまった東京オリンピックに対し、万博では約2,800万人の来場者を見込んでいるそうです。また1か月程度で競技が終了するオリンピックに対し、万博は約半年間の開催を予定している点も大きく作用するでしょう。リアルな会場での催しの他、バーチャル空間でも様々なイベントを予定しており、まさしく地上最大のイベントとなるわけですが、このイベントを契機にポストコロナの社会の在り方を示すとともに、関西圏の持続的な成長を可能にすることが出来ると言われています。首都圏一極集中を是正し、関西との2つの極ができたとき、そこにコプログループはどう貢献していけるでしょうか。
こうした大きな動きのなかで、関西圏の発展に寄与することが、今回設立したコプログループ営業拠点の大きな目標です。
現在、役割をいただいているファンマーケティング事業に加え、物流業務・システム開発・プロモーション業務・イベント運営業務等々、様々なソリューションの提供が可能だと考えております。これまでアプローチ出来ていなかった関西圏の企業はもちろん、関西以西の企業も我々のクライアントと捉え、そのサービスを充実させるとともに、営業拠点に集う人材の発掘と成長を促して参ります。
(取締役/営業本部長 渡辺 幸弥)