日本とミャンマーを
システムで繋いでいく
橋渡し役
Pye Kun Zaw ピー・コン・ゾー
技術本部 サービス開発グループ
チーフ
ミャンマー出身、15歳の頃からエンジニアの道を歩み始める。ミャンマー→シンガポール→日本と世界各国でエンジニアとして活躍し、現在はブリッジシステムエンジニア(BSE)としてミャンマーと日本の『橋渡し』役を務める。子の教育を考え、日本への移住を決意。
他社にはない貴重なポジションで、大きな裁量を持って働ける。
-コプロシステムってどんな会社ですか?
マーケティング会社でありながら、システム開発にも強い会社です。私としてはミャンマーオフショア事業があり、BSEとして働けるので、他社では出来ないような貴重な経験をさせてもらっています。
私の経歴は、ミャンマーの日系会社で2年間プログラマーを務めたことからはじまり、シンガポール→日本とずっとエンジニアとしての経験を積んできました。その経験を評価していただきBSEというポジションを担当させていただいています。
これは日本の方全般に言えることなのですが、コプロシステムの方々は一生懸命に仕事を行う印象を受けています。コミュニケーションも取りやすく、業務には裁量を持たせていただいているので、とても「やりやすい環境」ですね。
スタッフの仕事をやりやすく。日本とミャンマーの力を合わせてサービスを支える。
-現在はどんなお仕事をされていますか?
印象に残っているプロジェクトも合わせて教えてください。
現在は『Q-PASS』という自社の展示会・イベント管理システムの開発・保守をメインでやっています。日本側の企画チームと一緒に開発の方向性を検討し、ミャンマーの現地スタッフと共に実際の開発を進めています。具体的に言えば、開発の方向性を元にシステムの仕様書やメンテナンス方法を考えて指示を出し、さらにはスタッフの工程管理やプロジェクトのスケジュール管理を行います。そして、出来上がったプログラムをテストして、要件に沿っていることを確認し、機能リリースを行っていきます。プログラミングの知識はもちろん、時にはサーバーのメンテナンスを行うこともありますので幅広い知識が必要になります。サーバーの知識は当社に入社してから深めることができ、AWS(クラウドスキル)の認定資格を取ることができました。
最も大変で印象に残っている仕事は、Q-PASS開発をベトナムからミャンマーに移管するプロジェクトです。入社してから1ヶ月ほどしてすぐに携わったプロジェクトで、正直不明点ばかりの状態でした。ですので、まずは重要なポイントを洗い出して、サービスが停止しないような移管スケジュールを組むようにしました。そのポイントの優先順位付け、そしてスケジュール組みがとても大変なものでした。さらに移管期間が約1ヶ月と大変短い制限時間の中、メンバーの協力もあって大きな問題もなく無事に移行することができました。
また、ミャンマーにいるスタッフから「仕様が難しい」などの声を聞くこともあります。そんな時は私が新たに考え直したりして、現地スタッフがやりやすいように工夫をしています。最初の頃は日本のやり方に慣れずに大変なこともありましたが、今では双方の気持ちを理解して上手く回せるようになったと思います。ミャンマーの日系会社時代から勉強し始めた日本語も、今では日本とミャンマーの「橋渡し」役を務められるほど上達したと思います。
「利用者のためのサービス」を念頭に置き、トラブルを最小限に抑える。
-今後コプロシステムで、どんな人と働きたいと思いますか?
Q-PASSは24時間のサービスシステムなので、メンテナンスやUIリニューアルなどの休止時間を最小限に抑えるように意識しています。優先順位を付けて仕事に
取り組み、もしも問題が発生しても素早く復旧できるようなバックアッププランを常に考えるなど、「利用者が使いたい時に使えるように」ということを念頭に置いています。
また、色んなスキルを持っているメンバーがいる中で「どうやったらみんなが100%の力を出せるのか」を考えて、スケジュールを組むようにしています。最初は色々な仕事をアサインしてみて、メンバーの得意不得意を把握するように努めました。そのおかげで、「AさんはUI(フロントエンド)の実装が得意で、Bさんはプログラミングに詳しいんだな」などの各人の特徴を掴むことができました。そうして、最初は得意な仕事にアサインしつつ、少しずつローテーションで違う業務も任せるようにしています。みなさんが少しずつ色々なことをできるように管理して、各メンバーのスキルアップも考えています。
このように当社でBSEをやっていく中で、プロジェクトマネジメント力が付いてきたなと感じています。たくさんのプロジェクトを同時進行する中で、全体を見て管理する力が付いたと思います。いずれはPMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)の資格を取り、さらに上手にチームを回していきたいと思っています。
※掲載内容は取材当時のものです。