こんにちは。株式会社コプロシステム 専務取締役の渡辺です。
急速に変化する社会とお客様のニーズに応えるため、私たちコプロシステムはこの数年で大きく進化を遂げています。
これまで当社の中心事業であったデータハンドリング領域においては、出版・医療・金融・通信分野をはじめ、多くのお客様の業務を支えるパートナーとして信頼を得ています。今後もAIやRPAなどの技術との融合を進めながら、「業務を回す」だけではなく、「改善し、成果を上げる」ソリューションを目指していきます。その結果、クライアントの「作業代行業者」ではなく、事業成功を共に目指す「真のパートナー」となることが目標です。
また近年、注力しているのが、ファンマーケティングの領域です。消費者が「モノ」ではなく「共感」や「価値観」を重視する今、企業とファンをつなぐ仕組みづくりは不可欠です。これまでコプロシステムのファンマーケティングは、Jリーグを中心としたスポーツ案件と一部の芸能系案件が主でした。今後は、「人々が集まる場」すべてを対象に、ファンコミュニティの活性化や体験価値向上を支えるサービスを展開し続けます。また、クライアント企業の「ブランド価値の向上」と「ファンのロイヤリティ向上」を実現する取り組みを、これから進めていきます。
加えて、イベント等の来場管理システム「Q-PASS」においても、更なる進化を図っています。小さなイベントから大規模展示会まで、BtoB/BtoCを問わず「出会いを価値にする」管理システムとして、イベントに参加するすべての立場の人たちの付加価値を高めるプラットフォームを目指します。これまではイベント等の主催者と来場申込にフォーカスしたサービスや機能が中心でしたが、今後は出展者向けの機能や、Q-PASSのアプリ開発を行うことで、イベント来場時の体験価値を上げて行くことに貢献します。提供サービスの領域を広げることで、これまで以上にさまざまな業界での導入を促進し、クライアントの課題を共に解決するための心強いパートナーとなることを目指しています。
そして、今後の事業展開で重要なキーワードが「グループ連携」です。私たちは現在、同じビジョンを共有するグループ会社とともに、システム開発、物流ソリューション、人材ソリューション、デジタル支援など多様な領域で協業を進めています。単独では実現できなかった価値も、グループ全体で力を合わせることで、より高次のサービスへと昇華できると確信しています。Jリーグのファンクラブ案件を例にとると、従来からのサービスであるファンクラブ管理のシステム開発をベースに、ECサイトの提供やEC物販の発送業務までをグループ連携の力で実現しています。今後はそこに加えて、ファンクラブの会員数増加の施策提案やECサイトの売上増の提案といったマーケティング領域までを、サービス範囲とすることが目標です。

「選ばれる会社」から、「選ばれ続けるグループ」へ。その実現に向けて、これからも変化を恐れず、挑戦を楽しみながら、社員一人ひとりと共に進んでまいります。
今後ともコプログループをよろしくお願いいたします。
専務取締役 渡辺 幸弥